カメコで撮った写真をそのままの画角でSNSに載せていませんか?
また、適当にトリミングして載せてませんか?
ちょっと気を付けるだけでまた見栄えの良い写真になるので、今回は構図について考えてみましょう。
今回はアイドルライブのカメコ写真の構図について解説していきますが、写真の基礎となる内容もあります。
カメコでは、カメラの設定や撮影も大事ですが被写体をどのように配置するのかも重要になります。
撮影時やレタッチ時に構図を意識してみると、いつもの写真とは違う印象を与えることが出来ます。
アイドルライブの撮影においては、写真を撮る時よりもレタッチ時にトリミングする時に構図を考える機会が多くなります。
そのため今回はアイドルライブの写真でおすすめの構図や、どうトリミングしたのかも解説しているので参考にしてみてください。
参考に実際に撮ったカメコの写真も載せています(NMB48ライブでのカメコ写真になります)。
どういう構図でトリミングするかとかは撮影者の自由だと思うので、参考に程度で見てください。
カメコで撮った写真はトリミングが必要
アイドルライブのカメコで写真を撮る時は構図をあまり考えずに撮影することが多いと思います。
縦撮りか横撮りか程度だと思います。
なので現像(レタッチ)する際にトリミングする必要があります。
写真のトリミングとは?
トリミングとは、構図を整えるためや不必要な部分を切り捨てる時に写真の外形を整える(大きさを変える)ことを指します。
例えば、アイドルカメコの場合は、前の人の頭や主役以外のメンバーをトリミングで範囲外にトリミングしたりします。
また、構図を整えるためにバランスを調整することにも使います。
そして、トリミングする意味とは、トリミングすることによって主体を目立たせたり、際立たせたり出来ます。
以下例を載せておきます。
縦横比(アスペクト比)のおすすめは?
写真を見るデバイスやSNSによってアスペクト比が変わってきます。
アスペクト比
- 一眼カメラは、3:2
- インスタグラムは、1:1
- スマホ画面は、16:9
使いやすいアスペクト比は、「3:2」になります。
一眼カメラなど「3:2」の比率がスタンダードではあります。
トリミングの際はバランスが崩れる可能性があるので、アスペクト比も注意してトリミングを行いましょう。
バランスを調整するためのトリミング
上下左右のバランスを調整するためにトリミングを行います。
もう少し被写体を大きくしたいのと炎柱とのバランスを調整したいと思いました。
また、下の機材も気になるので目立たないようになるまでトリミングします。
バランスを調整するためのトリミング:結果
被写体と炎柱のバランスもいい感じで、機材も目立たなくなったかと思います。
主体以外のものを取り除くトリミング
また、主体以外のものを除くためにも行います。
この場合、左後方に写っているメンバーを取り除くためにトリミングしてみます。
左側だけトリミングすると左右のバランスも悪くなるので、主体を寄せてバランスを調整します。
主体以外のものを取り除くトリミング:結果
主体(被写体)が際立った写真になったかと思います。
このようにトリミングを行うと写真をスッキリ見せたり被写体を際立たせられたりできます。
構図について
写真の構図とは、写真が魅力的に見えるように撮った全体の形(空間)のことを「構図」といいます。
そして、写真に写っている被写体などがキレイに見える角度や位置・写真の余白を考えながらバランスの良い配置をつくることが構図を考える上で大切になってきます。
構図には何種類かあるので写真毎にどの構図がいいかを考えていきましょう。
構図を用いた方が見栄えがよくなるだけで、絶対に必要というわけではありません。
構図の種類(基本)
基本構図で主なものとして以下のものがあります。
日の丸構図
日の丸構図は言葉の通り日本の国旗のように被写体を真ん中に配置した構図のことになります。
被写体を目立たせたい、真ん中でアップで載せたいという場合におすすめの構図になります。
アイドルのカメコだとよく見かけるので基本的な構図となりますね。
二分割構図
二分割構図は上下または左右を均等に二分割した構図になります。
風景などの撮影にはよく用いられる構図になります。
アイドルライブの撮影では二分割の構図はなかなかないです。
三分割構図
画面を縦横に三分割し、その交点(または三分割のどちらかに寄せて)に撮りたい被写体を配置するように意識して撮影する方法です。
この方法で撮影するととてもバランスのとれた写真となります。
カメラでやライトルーム等でのグリッド(縦横線)を活用することで見栄えのいい写真を作れます。
アイドルカメコではおすすめの構図になります。
対角線構図
対角に線を引き、その線上に被写体を配置した構図を対角線構図といいます。
また、被写体が斜めになるように配置した構図を斜線構図といいます。
被写体を斜めになるように配置したりすることで、対角線構図や斜線構図を作ることができます。
対比構図・対称構図
対比と対称は大きく言うなら左右が異なるか左右対称かの違いになります。
対比構図とは、それぞれの大きさ、色、明暗、形などで被写体を対比させる構図です。
また、対称構図は対比構図と似ていますが、シンメトリー構図と呼ばれ左右(又は上下)対称させる構図になります。
アイドルライブのカメコ写真でおすすめの構図
アイドルライブのカメコでおすすめの構図は2点あります。
写真の参考として次の写真(ライブの写真ではないですが)をそれぞれの構図にしてみたいと思います。
これから2つの構図でトリミングを行いますが、それぞれで印象も変わると思います。
どの構図が正解とかはありませんが、少し意識するだけで全然違います。
アイドルカメコでおすすめの構図:日の丸構図
日の丸構図は通常の写真でもアイドルカメコの写真でも基本の構図になります。
よく見る写真だと思いますが、アイドルを写真の中心に配置する構図です。
少し拡大してセンターに寄せるために少しトリミングしてみます。
上図のように少し寄って被写体を中央に寄せるように(縦横比2:3)でトリミングしてみました。
シンプルな構図のため特徴はありませんが、被写体を真ん中に配置し際立てることができます。
アイドルカメコ写真ではインパクトがあり、ストレートにその被写体の美しさや力強さが伝わりやすくなります。
三分割構図
三分割構図は少し意識するだけで、写真の見栄えが変わってきます。
アイドルカメコ写真だと映えも意識した方がおすすめです。
画面を六等分したグリッドの交点に顔を配置し、線に沿って体を配置してみることでバランスよく、収まりよく見えると思いました。
三分割構図を採用することによってこれからの状況や背景を見るものに推測させることができます。
つまり、被写体だけを見せるのではなく、写真撮影時の状況を想像させる写真になるのでおすすめです。
まとめ
今回はトリミングや構図について紹介しました。
ちょっと構図などを意識してみるだけで写真の印象も変わってきます。
トリミング・構図まとめ
- トリミングはアスペクト比やバランスを意識して調整する。
- 構図を意識してみると写真の印象が変わる。
アイドルカメコで写真を撮ったけど、意識していなかったという方は参考にしてみてください。