ライブのカメコでおすすめのレンズを紹介しています。
レンズもいろんな焦点距離や大きさ等あるのでどれがおすすめなのか悩みますよね。
そんなお悩みを解決します。
結論として、ホール規模のライブ撮影でおすすめのレンズは超望遠ズームレンズ(400mm以上)です。
2,000人規模以上のホールやZepp(2F指定席)を想定すると、席にもよりますが結構遠い(ステージまで20m~30mほど)です。
実際に10列~25列目で撮った写真を見返してみると焦点距離が400mm以上の写真が多かった印象です。
ズームレンズであれば、焦点距離を変えられる点と値段が単焦点レンズに比べるとコスパが良いのでおすすめします。
そんなレンズは持っていないという方はレンタルという方法もあります。
おすすめのカメラやレンズのレンタルサービスは、APEXレンタルです。
結論:カメコ席でおすすめのレンズは超望遠ズームレンズ
まず、初心者にとってカメコ席でおすすめのレンズは超望遠ズームレンズ(400㎜以上)になります。
ここで紹介している焦点距離はフルサイズ換算になります。
理由は次のとおりです。
ライブカメコをまとめた記事についてはこちら⇒ライブカメコ入門まとめ①【初心者必見】アイドルライブ (heroismlog.com)
【初心者カメコ用】カメコを始めるためのロードマップ!アイドルライブ【2024年】
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推しをアップで綺麗に撮れる
被写体(アイドル)と距離がある場合に、綺麗に撮るなら焦点距離がポイントになります。
ホールコンサートなどのカメコ席は基本的に10列目~30列目に割り当てられています。
ステージまでの距離は10m~30mほどになります。
遠い距離でも奇麗に撮るなら、高画素カメラよりも近くに寄れるレンズの倍率(焦点距離)が重要です。
そのため焦点距離が長い超望遠レンズがおすすめです。
超望遠ズームレンズだと暗い写真になるデメリットもある
超望遠ズームレンズは焦点距離を大きくすると、F値が大きくなり写真が暗くなるというデメリットもあります。
その場合は写真を明るくするためにシャッタースピードを遅くしたり、ISOを上げて対応する必要があります。
ISOを上げるとノイズが生じるので、ノイズに強いカメラ(高感度耐性)を用意するなどといった対策も重要です。
ズームレンズだから状況に応じた画角が選べる
より明るいレンズに単焦点レンズがありますが、高価格で大きく焦点距離が固定のため初心者にはおすすめ出来ません。
超望遠ズームレンズであれば、価格も単焦点レンズに比べると安くいろんな焦点距離で撮れるので初心者におすすめです。
何度かカメコを経験してきた後、明るくきれいな写真が撮りたいと思ったら挑戦してみましょう。
近い席の場合
カメコ席がステージから近い場合でも、望遠ズームレンズは使えます。
近いといっても10mくらいは離れているので、めちゃくちゃ困ることはありません。
また、大きく寄れるということは、顔のアップなど後方からでは普段撮れないような写真が撮れます。
遠い席の場合
遠い席の場合に、焦点距離が足りないと集合写真のような写真ばかりになります。
焦点距離が長い写真ばかりになってしまいますが、焦点距離が短いよりマシです。
最低でもフルサイズ換算で400㎜は欲しいですね。
小さいライブハウスやトークショーには70-200mmレンズ
小さいライブハウスやトークショーなど割と近くで写真が撮れるときに70-200mmのレンズがあると便利です。
F値も小さいので明るく、背景がボケるのでおすすめ。
望遠の単焦点レンズに比べるとコンパクトで安い
超望遠の単焦点レンズに比べると超望遠ズームレンズは、コンパクトで軽くて安いです。
例えば、単焦点の600mF4の単焦点レンズはCannonもSonyも170万円近い価格で長さが400mm超えています。
一方望遠ズームレンズは、30万円前後の価格で200~300mmの長さになります。
重さも培ほど違います。
予算の都合やカメコ撮影時の撮影のしやすさなどを考えると、カメコ初心者~中級者の方は望遠ズームレンズがおすすめです。
ただし、単焦点レンズは明るい写真が撮れる
単焦点レンズは高くて大きいのがデメリットではあります。
しかし、F値が2.8やF4などズームレンズに比べるとF値が小さいため明るくて奇麗な写真が撮れます。
予算に余裕のある方やもっと明るくてきれいな写真が撮りたい方にはおすすめです。
体験談:超望遠ズームレンズで正解でした。
実際に10~25列目で何度かカメコ席にて撮影した体験談になります。
寄りで撮りたい時も引きで撮りたい時もある
実際にカメコをしてみると、寄りで撮りたい時も引きで撮りたい時もあります。
そういう時にズームレンズだと、広角から望遠までいろんな画角で撮れるので便利です。
焦点距離は必要(最低400mmは欲しい)
カメコで撮った写真を見返すと、席の関係もありますが300mm以上で撮った写真が多かったです。
カメコをしたいと思う理由として、推しを撮りたいというのがあると思います。
やはり、アップで奇麗に撮るなら焦点距離は大きい方がおすすめです。
ズームレンズはF値が大きくなるというデメリットもある
ズームレンズはテレ端(焦点距離最大)でF値が5.6~7.1と大きくなります。
焦点距離を自由に動かせますが、F値が大きいのがデメリットになります。
【理想】綺麗に撮るなら単焦点レンズ(お金と経験があるなら)
ズームレンズよりもきれいな写真を撮りたいのであれば、理想は単焦点レンズ(400mmや600mm)になります。
ズームレンズよりもF値も小さく、解像度もあるので明るくきれいな写真を撮ることが出来ます。
写りはとてもいいのですが、値段がネックになるので余裕がある方にのみおすすめです。
単焦点レンズのメリット
単焦点レンズのメリットは3つあります。
解像度が高い(写りがきれい)
単焦点レンズはズームレンズよりも解像度が高い(写りがきれい)です。
というのもズームレンズに比べて単焦点レンズは余計なレンズがないため収差(色や歪み)が少なく、解像度の高い写真が撮れます。
パッと見ではわからないですが、拡大して見た時にシャープで細かい部分まで詳細に描写されており圧巻です。
明るい写真を撮りやすい
単焦点レンズはF2.8やF4など絞りが小さいので暗い場所でも明るい写真を撮りやすい特徴があります。
ズームレンズだと5.6や6.3など大きくなるので、この点は単焦点レンズのメリットになります。
背景をボカした写真を撮りやすい
レンズは、絞り値(F値)が小さくなるほどボケを活かした写真を撮りやすくなります。
単焦点レンズはF値が小さいものが多いので、ズームレンズに比べると背景をボカした写真を撮りやすいです。
単焦点レンズのデメリット
単焦点レンズの大きなデメリットは3つあります。
この3点を考えると初心者におすすめのレンズは超望遠ズームレンズとなります。
値段が高い
超望遠ズームレンズでも20~30万円して高いと思っていると思います。
望遠単焦点レンズの値段は、100万円以上になります。
レンタルでも2泊3日で5万円くらいします。
この点が単焦点レンズのデメリットであり、初心者にはおすすめ出来ないポイントになります。
焦点距離が固定
単焦点レンズなので、焦点距離が固定されています。
近いなと思っても画角を変えることが出来ません。
慣れている方ならいいですが、慣れていない方だと宝の持ち腐れになる可能性もあるのでおすすめ出来ないポイントになります。
大きくて重い
超望遠の単焦点レンズはバズーカと呼ばれるように大きくて重いです。
振り回したりすると危険でもあるので、初心者の方が使用するにはリスクが大きいです。
単焦点レンズを安く使いたい場合
推しの卒業コンサートなどで、普段はズームレンズを使っているけど単焦点レンズを使いたい場合があると思います。
そういう時はレンタルを利用するのがおすすめです。
単焦点レンズのおすすめレンタルサービス
単焦点レンズのおすすめレンタルサービスは【GOOPASS】です。
まず超望遠の単焦点レンズを扱っているレンタルサービスが少ない中、GOOPASSでは様々なレンズを扱っています。
サブスクだと高い場合、ワンタイムプランという2泊3日でレンタル出来るサービスもあります。
GOOPASSに関しては、こちらの記事で詳しく紹介しています【2023年】月額でカメラをレンタルするならGOOPASS【カメラのサブスク】
【2024年】カメラをレンタルするならGOOPASS【カメラのサブスク】
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カメコ席おすすめレンズの選び方
では、カメコ席でのおすすめレンズの選び方の紹介です。
なるべく焦点距離が長くて、F値が小さいレンズがおすすめです。
さらに求めるのであれば、値段が高いレンズにしましょう。
焦点距離(ステージからの距離・撮りたい画角を考える)
写真を撮る場合被写体との距離によってレンズの焦点距離を変えたり、撮る側が動いたりします。
しかしアイドルライブで撮影する際は、客席からステージ上のアイドルを撮影することになります。
ホールやZeppなどのライブの場合は、ステージから15~30mの距離になります。
全体を撮るのか、上半身アップで撮るのかにもよりますが焦点距離がある程度必要になります。
会場やカメコ席の場所にもよりますが、300mm~400mm(フルサイズ換算)は最低でも必要になります。
参考までに被写体までの距離に対してどの程度の焦点距離のレンズがいいかわかるサイトの結果です。
縦撮りで撮る場合は、ステージから20mの距離がある場合は焦点距離が450mmあれば全身が収まる程度で撮れます。
まずは焦点距離です。
カメコ席の場所にもよりますが、ある程度焦点距離が長いレンズがおすすめです。
それでは、ステージからの距離を考えてみましょう。
あくまでも参考ですが、通常で撮影する距離感よりも焦点距離は大きい方がおすすめです。
小さいライブハウスであれば70-200mmくらいで十分かと思います。
しかし、ステージから10m以上あると感じるなら超望遠ズームレンズにした方が安心です。
焦点距離はないよりあった方が安心です。
F値(小さい方がいい)
レンズには焦点距離の後にF○○というF値が表示されています。
F値については、F値が小さいと写真が明るくなって背景がボケるというイメージです。
F値が小さいレンズがおすすめではありますが、超望遠ズームレンズは基本的にはF値は大き目になります。
そのため、超望遠ズームレンズの時点でF値にこだわる必要はありません。
お金に糸目をつけないのであれば単焦点レンズ
予算に余裕がある方は、F値が小さい単焦点レンズがおすすめです。
400mmF2.8や600mmF4などがあります。
焦点距離は固定ですが、F値が小さいので明るくて背景がボケやすい写真を撮ることが出来ます。
また、写真もズームレンズに比べると奇麗に撮れます。
ただし、100万円超えのレンズばかりです。レンタルでも1日数万円。
F値ですが、小さくて明るいレンズがおすすめです。
F値が大きいと、写真が暗くなります。
ただ、F値よりも撮りたい画角で撮れる焦点距離の方が大事だと思います。
個人的には、超望遠ズームレンズは各メーカー同じようなF値なのでそこまで気にすることはないと思います。
気になる方は400mmF2.8などの単焦点レンズをレンタルしてみましょう。
多少暗くても、後でLightroomなどで明るく修正することは出来ます。
描写力(高価なレンズ)
最後に描写力です。
同じ焦点距離でもレンズの値段によって描写力は異なります。
X(旧Twitter)などに画像を載せると画質が落ちるためそこまで気にする必要は無いと思います。
解像度はレンズの値段に比例します。
拡大すると細かい違いが判る程度ですが、気になるなら高価なレンズにしましょう。
各メーカーカメコにおすすめのレンズ
Cannon・Sony・Nikonのカメコにおすすめのレンズを紹介します。純正レンズのみの紹介です。
【カメコ】Cannonおすすめのレンズ
Cannonおすすめのレンズとして2本あります。
ミラーレスカメラのレンズとなります。
RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
Cannonのミラーレスカメラでおすすめの超望遠ズームレンズになります。
100-500mmのズームレンズでF値は最大7.1と少し暗くなりますが、手振れ補正も付いていておすすめです。
中古品で30万円くらいです。
RF100-400mm F5.6-8 IS USM
100-400mmで価格を抑えたい方におすすめのズームレンズです。
安くて小型で軽量なので初心者におすすめ。
400mmでF値8なのがデメリットではあります。
中古品で7万円くらいです。
【カメコ】Sonyおすすめのレンズ
Sonyおすすめのレンズとして純正レンズの2本を紹介します。
SonyはSIGMAやタムロンなどのサードパーティーレンズなども安くておすすめです。
FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS
Sonyミラーレスカメラの超望遠ズームレンズと言えばこのレンズです。
100-400mmの焦点距離と描写力も問題なしで、おすすめのレンズです。
FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS
400mmでは短いという方には、600mまであるレンズがおすすめです。
少し大きいという点がデメリットです。
中古品で20万円くらいです。
【カメコ】Nikonおすすめのレンズ
Nikonおすすめのレンズとして2本あります。
NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S
Nikonミラーレスカメラの標準的な超望遠ズームレンズになります。
Nikonのカメラでカメコをするなら用意したいレンズです。
中古品で30万円ほど。
NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR
焦点距離が180-600mmまである超望遠ズームレンズとなります。
旧型のAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRよりも軽量、かつ強力な手ブレ補正効果があるのでおすすめのレンズです。
400mmでは少し短いという方におすすめのレンズです。
但し、最近発売(2023年8月)されたばかりなので在庫がない可能性があります。
新品で22万円ほど。
レンズは購入かレンタルか
超望遠ズームレンズになるとどうしても高額となってきます。
それが、カメラメーカー純正となればなおさらです。
既に持っている場合は別ですが、高額な超望遠ズームレンズを持っている方は少ないかと思います。
初心者の方はレンタルがおすすめ
初めての方はまずはレンタルから始めてみることをおすすめします。
それなりのレンズを買うとなると、30万円くらいはかかります。
レンタルだと1/10以下の値段で済みます。
レンタルは、APEXレンタルなど高性能なカメラやレンズがレンタル出来るサービスがおすすめです。
2泊3日で1~2万円前後で20~40万円のカメラやレンズのレンタルが可能です。
カメラやレンズのAPEXレンタルについてはこちらで紹介しています。一眼カメラを短期間レンタルならAPEXレンタルがおすすめ2022
APEXレンタルを利用するべき?評判・料金・サービス内容を徹底調査【2024年】
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カメコを経験して、欲しいと思ったら購入しよう
2~3回ほどカメコを経験して、続けていけると思ったら購入しましょう。
レンタルを何度もするとレンタル料金の総額が購入価格を上回ることになり、損をしてしまいます。
レンズは資産としても価値があり、なかなか売却価格が下がらないので早めに購入しましょう。
購入の際は、マップカメラやカメラのキタムラなどのカメラ専門店がおすすめです。
高額な商品なので、ある程度信頼出来るところ(カメラの専門店)からの購入が安心です。
レンズは中古でも大丈夫
また、レンズは新品を購入ではなく中古品でも大丈夫です。
というのもレンズは消耗品ではなく、資産と言われているので大事に使えばずっと使えます。
中古を購入する際は、なるべく状態の良いもの(美品・良品)を選びましょう。
レンズは資産。いらなくなったら高値で売却も可能
レンズはいらなくなったら売却することも出来ます。
レンタルだとその都度料金を払って、返却して終わりです。
しかし、購入の場合は最初に資金が必要になりますが、いつでも使用できます。
さらに、高値で売却することも出来ます。
例えば、RF100-500mmレンズだと今なら37万円ほどで購入できますが、25万円ほどで売却することが出来ます。
レンタルで10回使用することを考えると購入の方がお得になります。
資金に余裕があるなら単焦点レンズ
予算に余裕があればですが、400mmF2.8や600mmF4の単焦点レンズだと高解像で撮れます。
ただし、100万円以上する非常に高価なレンズなのでなかなか厳しいですよね。
その場合は、レンタルだとサブスクでひと月10万円ほどでレンタルすることが出来ます。
単焦点レンズは画角が固定化される点に注意
単焦点レンズはズーム機能がないので、高解像度ではありますが同じ画角で撮影することになります。
400mmでも遠いと感じる席の場合は、倍率が上がるエクステンダーを使用するのもおすすめです。
次に自分がカメコ席で持って行くならどのレンズ?
もし、次カメコ席で持って行くならボディがEOSR6なので「RF100-500㎜F4.5-7.1LISUSM」を持って行きます。
理由としては3つあります。
400㎜を超える焦点距離
テレ端(最大)で500㎜あるのである程度の座席でも対応できます。
十分な焦点距離があるとどの座席でも安心出来ますからね。
近い場合でも100-200㎜の範囲で十分撮れます。
RFレンズであること
カメラに合ったマウントのレンズを選びましょう。
CannonのRシリーズはRFレンズしか使えません。
レンタルであれば、純正をおすすめします。
軽い(軽さは正義)
EF100-400と比べるとマウントアダプターも入れて300gほど軽くなります。
望遠レンズを付けたカメラを持ったままの状態だと腕が辛くなります。
腕が痛くて耐えきれなくてカメラを下したときにシャッターチャンスがあるともったいないですよね。
少しでも軽くなるのは重要です。
カメコ席おすすめレンズまとめ
ここまでカメコ席おすすめのレンズをまとめてきました。
明るさを示すF値も大事ですが、席運に左右されない焦点距離が大事です。
まとめると、超望遠ズームレンズ(100-400㎜以上)がカメコ席おすすめのレンズです。