競馬場で感じるスリルと感動をそのまま写真に残してみたいと思いませんか?
でも、どのカメラやレンズを使えば良いのかわからない……そんな悩みを解決します。
スタートダッシュの迫力やゴール直前の熱い接戦、そして馬や騎手の表情豊かな瞬間を捉えるには、適切なカメラとレンズの選び方が鍵です。
これを読めば、あなたも競馬撮影の楽しさと奥深さを存分に体験できるはずです。
※JRAの競馬レースの撮影を目的とした記事になっています。
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競馬撮影に最適なカメラとは?重要スペックを徹底解説
競馬の撮影では、一般的な写真撮影とは異なる条件が求められます。
スピード感あふれる馬の動きに対応し、遠くの被写体を鮮明に捉えるためには、カメラの性能が重要です。
ここでは、競馬撮影に必要なカメラの主なスペックについて解説します。
高速連写機能が決め手!シャッター速度の重要性
競馬のレースでは、一瞬の動きを逃さない高速連写機能が重要です。
たとえば、1秒間に20枚以上の連写が可能なカメラなら、ゴールラインを通過する瞬間や障害のジャンプのシーンなど、決定的な瞬間を捉える確率が大幅に上がります。
一瞬で目の前を駆け抜けるので、連写でないと厳しいです。
さらに、シャッター速度も重要なポイントです。動きの速い馬を鮮明に撮影するためには、最低でも1/1000秒以上のシャッタースピードが必要です。
特に、晴天の日中であれば1/2000秒程度に設定することで、よりクリアな画像を得られます。
AF(オートフォーカス)性能
一瞬で目の前を駆け抜けるレース中の競走馬を撮影するには、AF(オートフォーカス)性能が重要になります。
特に撮りたい競走馬が決まっている場合は、動体追従性の高い機種を使う必要があります。
AF性能は最新の機種であればあるほど、性能が高い機種であればあるほど良いという感じです。
手ブレ補正と防塵防滴性能:競馬場での使用に必須の機能
競馬場は屋外での撮影が基本となるため、環境に強いカメラが求められます。
雨や砂ぼこりなどの影響を受けにくい防塵防滴性能は、長時間の撮影でも安心です。
また、手ブレ補正機能が搭載されたカメラであれば、手持ち撮影でもクリアな写真が撮れます。
特に望遠レンズを使用する場合、手ブレ補正の有無が写真の仕上がりに大きく影響します。
競馬ファンが選ぶ!おすすめカメラランキングBEST3
競馬撮影に最適なカメラとして、多くのカメラファンや競馬愛好者に支持されているモデルを3つご紹介します。
それぞれの特徴とおすすめポイントをチェックして、自分に合ったカメラを見つけてください。
今回紹介するカメラはコスパに優れたカメラになります。
Canon EOS R6 Mark II
1つ目はCanonのEOSR6MarkⅡです。
電子シャッターで40コマ/秒の高速連写が可能です。
優れた動体追従性能があり、効果的な手ブレ補正も搭載されています。
おすすめポイント
動物検出アルゴリズムが進化しています。
新たに「馬」の検出が可能になり、瞳/顔/全身を総合的に検出してくれるのでオートフォーカスもバッチリです。
Sony α7Ⅳ
2つ目はSonyのα7Ⅳになります。
有効約3300万画素の高画質になります。
連写は最高10コマ/秒ではありますが、759点のAFポイントとリアルタイムトラッキングを搭載しており、素早く動く被写体でも正確にピントを合わせられます。
おすすめポイント
馬の表情や毛並みまで鮮明に撮影可能で、細部にこだわりたい上級者にもおすすめのモデルです。
Nikon Z6Ⅲ
3つ目はNikonのZ6Ⅲになります。
最大約120コマ/秒時にも可能なプリキャプチャー機能があり、直線のレースの攻防の瞬間でこれまで撮り逃していた一瞬も見事に捉えることができます。
おすすめポイント
プロフェッショナル向けの性能で、競馬以外のスポーツ撮影にも最適。ダイナミックな写真を撮りたい人に最適です。
遠くからでも迫力満点!競馬撮影におすすめのレンズ特集
カメラ本体に加え、競馬撮影ではレンズの選択が写真の仕上がりを大きく左右します。
特に、遠くから迫力あるシーンを撮影するためには、望遠レンズが必須です。
ここでは、競馬撮影に適したレンズをご紹介します。
望遠ズームレンズ:70-200mm F2.8で汎用性抜群
初心者から上級者まで人気の高い70-200mm F2.8は、近距離から中距離まで幅広いシーンに対応できます。
F2.8という明るさがあるため、薄暗い天候でも安心出来ます。
ゴール付近や直線のスピード感を捉えたいときに最適です。
撮影場所は、ある程度前目のポジションを取る必要があります。
超望遠レンズ:400mm以上で馬の表情までクリアに
より遠距離から撮影したい場合は、400mm以上の超望遠レンズがおすすめです。
特に、パドックやレースでも前目もポジションが取れなくても撮影可能です。
レンズが大きいので、周りの方に配慮しながらの撮影になります。
ボケ味を楽しむ単焦点レンズ vs 機動性重視のズームレンズ
望遠の単焦点レンズは、背景のボケ味が美しい写真を撮影したい場合に活躍します。
ただし、大きくて重く、値段が高価なものになるので扱いが難しく初心者にはおすすめ出来ません。
ある程度経験を積んでから、単焦点レンズに挑戦しましょう。
一方、ズームレンズは構図を瞬時に調整できるため、機動性を重視する競馬撮影に向いています。
初心者はズームレンズがおすすめです。
競馬レースの魅力を写真に収めるために必要なポイント
競馬のレースは、スピード感あふれる馬の動きと騎手の技術が見事に融合した感動的なスポーツです。
この瞬間を写真に収めることで、その躍動感や緊張感を永遠に記録できます。
特に、スタート時の集中した馬たちの姿や、最終コーナーから直線に向かうシーン、ゴール直前(直後)のシーンは、競馬ファンにとってたまらない瞬間ですよね。
しかし、競馬の撮影には独自の難しさも伴います。
速い動きに対応する機材やテクニックが必要で、初心者が初めて挑戦する際には「どんなカメラを選べばいいのか」「どの位置で撮影すればいいのか」と迷うことも多いはずです。
そこで、この記事では、初心者の方でも迫力あるレースシーンを撮影できるよう、最適なカメラやレンズ、さらに実践的な撮影テクニックをご紹介します。
競馬撮影で良い写真を撮るコツとは?
初心者が競馬場で良い写真を撮るなら以下のことについて考えてみましょう。
初心者がいきなり有馬記念などのビッグレースを撮影するにはハードルが高すぎます。
まずは比較的人の少ないレースを撮影して経験値を積んでいきましょう。
競馬場おすすめの撮影場所
競馬場では、撮影場所の選定も重要です。
競馬場は広いのでどこで撮影するかがポイントです。
上からおすすめだけど、難易度が高い順になります。
ゴール前
競馬の写真で一番人気が高いのが、ゴール前での写真になります。
ゴール直前の叩き合いや勝利してウイニングラン後の様子など画になるシーンが多いです。
ただし、ゴール前は人気が高いがゆえに人も多いです。
GⅠにもなると、動けないので長時間ゴール前で待機する必要があります。
ウイニングサークル
重賞を勝ったときに優勝レイを首からかけている競走馬を撮るならウイニングサークルです。
ウイニングサークル付近もゴール前並に人気が高いため、人が多いので注意しましょう。
ゴール前とほぼ同じような感じです。
ゲート前
また、芝レースのスタートがスタンド側の場合ゲート付近もおすすめです。
ゲート付近ではスタートの緊張感が、ゴールライン付近では勝負の白熱した瞬間が撮影できます。
レースごとにスタート位置が異なるので、目的のレースがあれば前もって待機していればいい位置が確保できます。
4コーナーから直線
初心者は、4コーナー付近からゴールにかけて直線の撮影が特におすすめです。
ゴール前に比べると混雑はしていないので、比較的落ち着いて撮影が出来ます。
コーナーを曲がる瞬間は馬郡が横一列になっている様子を写真に収めることが出来ます。
パドック
走る姿はありませんが、のんびり歩いている競走馬を撮影するのであれば、パドックがおすすめです。
ゆっくりと何度も周回しているので、撮影チャンスが何度かあります。
騎手が乗っているシーンも撮れます。
競馬の撮影するならおすすめの時間帯
初心者が競馬の撮影をするならおすすめの時間帯を紹介します。
目的の競走馬がいる場合は別ですが、とりあえず撮ってみたいという方は参考にしてみてください。
初心者がカメラで撮影する場合、明るく人の少ない時間帯がおすすめです。
特に土曜日の午前中がおすすめの時間帯になります。
午前中のレース
初心者の方は、撮影するなら午前中のレース(特に土曜日)がおすすめです。
というのも競馬場はメインのレース(11R)に向けて人が多くなっていきます。
人も少なく、ゴール前でも気軽に撮影出来ます。
日曜日より土曜日がおすすめ
また、基本的に注目されるレースは土曜日よりも日曜日に開催されるます。
そのため、土曜日は比較的空いている傾向にあります。
GⅠレースなどは人が多いので慣れるまではあまりお勧めは出来ないです。
カメラ撮影での最低限のルールを守る
事前に競馬場のルールを確認することも重要です。
主な禁止事項としては次の通りです。
フラッシュ撮影禁止
競馬場では、フラッシュ撮影は禁止されています。
パドックやコース付近ではフラッシュ撮影はやめましょう。
フラッシュにより競走馬が驚いて興奮してしまいます。
場所取り禁止
競馬場内は原則立ち見であるため、敷物等による場所取り等は禁止されています。
荷物だけで場所取りをしていると、撤去されることがあるので気を付けましょう。
三脚・一脚禁止
また、三脚や一脚の使用も基本的には禁止されているので注意しましょう。
踏み台や脚立に載っての撮影や、使用目的意外の撮影も禁止されています。
撮影スポットと時間帯で変わる!競馬場でのベストショット指南
競馬場での撮影は、撮影スポットや時間帯によって写真の仕上がりが大きく変わります。
どこに立つか、いつ撮影するかを工夫することで、迫力ある写真や美しい光を活かした写真を撮ることができます。
以下では、おすすめの撮影スポットと、それぞれの魅力を最大限に引き出すためのポイントを解説します。
馬のスタートダッシュを狙う:ゲート付近の撮影テクニック
競馬のスタートは緊張感がみなぎる瞬間です。
ゲート付近では、馬たちが一斉にスタートダッシュをする場面を撮影できます。
この瞬間を捉えるには、動体追従機能を活用し、シャッタースピードを1/1000秒以上に設定しておくことが重要です。
また、ゲート付近では馬と騎手の表情がはっきり見えることが多く、迫力あるショットを撮影できます。
特にF値が小さいレンズを使えば、背景をぼかしつつ、馬の筋肉や騎手の真剣な表情を強調できます。
スタート直前の緊張感を捉えるため、レース開始20分前には位置取りを済ませておきましょう。
ゲートの前か横か後ろでも変わる
ゲートの前か横か後ろかの位置取りで撮れる景色も変わってきます。
ゴールシーンを捉える感動の瞬間:フィニッシュラインの攻略法
ゴールラインは、競馬撮影で最も人気のあるスポットです。
ゴール直前の接戦や騎手が喜びを爆発させる瞬間を撮影できる場所として、多くのカメラマンが集まります。
望遠レンズ(300mm以上)を使用することで、ゴールラインを正確に捉えた臨場感ある写真が撮れます。
ゴール直後も
ゴール直後のシーンも見逃せません。
馬が減速しながら息を整える姿や、騎手が観客に手を振る瞬間など、余韻のある場面も撮影しておくと、よりストーリー性のある写真が残せます。
夕方の光を活かしたドラマチックな演出
自然光を活かすことで、写真の雰囲気を一段と引き立てることができます。
特に、冬の夕方の低い角度の光は、馬や騎手をドラマチックに照らし出します。
この時間帯には、逆光や斜光を利用して、馬のシルエットを際立たせたり、背景を美しいグラデーションに仕上げたりすることが可能です。
たとえば、夕方の撮影では、ISO感度を少し上げてシャッタースピードを確保しながら、柔らかな光を背景に入れると幻想的な写真が撮れます。
時間帯に応じた設定やアプローチを工夫することで、競馬撮影の楽しみが広がります。
初心者がすぐに使える!競馬撮影のカメラ設定ガイド
競馬撮影の成功は、カメラの適切な設定にかかっています。
シャッタースピードやISO感度、オートフォーカスモードなどを状況に合わせて調整することで、失敗写真を減らし、見栄えの良い作品を撮影できます。
以下では、初心者にもわかりやすく設定ポイントを解説します。
シャッタースピード1/1000秒以上で動きの切り取りを完璧に
競馬のスピード感を捉えるには、高速のシャッタースピードが不可欠です。
1/1000秒以上を目安に設定すれば、馬が全速力で駆け抜けるシーンでもクリアな写真を撮影できます。
さらに、動きの速さに応じて、1/2000秒や1/4000秒に設定することで、砂ぼこりが舞う瞬間まで鮮明に記録できます。
一方で、動きを少し残したい場合は1/500秒程度に設定し、馬の疾走感を演出するのもおすすめです。
特に、背景を流れるように撮影する「流し撮り」では、シャッタースピードを1/125秒程度に設定すると効果的です。
ISO感度を駆使して曇りの日も美しく
曇りの日や夕方の撮影では、光量が不足しがちです。
この場合、ISO感度を800~1600程度に設定して、シャッタースピードを確保しましょう。
ただし、ISO感度を上げすぎるとノイズが増えるため、カメラのノイズ耐性を考慮しつつ調整することが大切です。
AIオートフォーカスを活用してピントを外さない
動きの速い被写体を撮影する際には、AI搭載の動体追従オートフォーカスが非常に役立ちます。
最近のカメラでは、被写体を自動で検出し、馬や騎手にピントを合わせ続ける機能が搭載されています。
この機能を使えば、初心者でも簡単に高品質な写真が撮影できます。
競馬撮影では、これらの設定を事前にカメラに登録しておくことで、撮影時にすぐに切り替えられるようにするのがポイントです。
撮影後の編集で写真をもっと魅力的に!競馬写真の仕上げ方
競馬場で撮影した写真は、そのままでも迫力あるものが多いですが、編集を加えることでさらに魅力的に仕上げることができます。
特に、明るさや色味の調整、トリミングなどの基本的な編集を行うだけで、写真のクオリティが格段に向上します。
以下では、競馬写真を編集する際のポイントを具体的に解説します。
明るさとコントラストの調整で迫力を引き出す
競馬撮影では、動きの速い被写体を撮影するためにシャッタースピードを高く設定することが多く、写真が少し暗くなることがあります。
この場合、明るさを調整することで、馬や騎手のディテールをはっきりと見せることができます。
また、コントラストを少し強めに調整することで、被写体と背景の差を際立たせ、馬の筋肉や表情に迫力を与えることができます。
たとえば、Adobe LightroomやSnapseedなどの編集ソフトを使えば、初心者でも簡単に調整が可能です。
色味の補正で臨場感をプラス
競馬場の照明や天候の影響で、写真が青っぽくなったり黄色っぽくなったりすることがあります。
このような場合、ホワイトバランスを調整することで、自然な色味を取り戻すことができます。
特に、夕方の逆光で撮影した写真では、少し暖色系に寄せると、ドラマチックな雰囲気を演出できます。
また、鮮やかさ(サチュレーション)や自然な彩度(ビビッド)の調整を加えると、芝生の緑や馬の毛並みがより鮮明に映え、競馬場の雰囲気が写真全体から伝わるようになります。
トリミングと構図の最適化
撮影時には気づかなくても、写真をよく見ると構図が少しずれていることがあります。
このような場合は、トリミングを行い、馬や騎手を画面の中心や三分割構図の交点に配置すると、よりバランスの取れた写真に仕上がります。
特に、ゴールシーンや接戦の写真では、余計な背景をカットして馬や騎手に視線を集中させると、より感動的な一枚になります。
高度な編集:被写体の強調やモーションエフェクト
上級者向けには、背景を少しぼかして被写体を際立たせる「擬似的な被写界深度効果」や、動きの速さを演出する「モーションブラー効果」を使った編集もおすすめです。
これにより、競馬のスピード感や力強さをさらに際立たせることができます。
編集作業は撮影後の楽しみのひとつです。
自分の写真を丁寧に仕上げることで、競馬の魅力を余すところなく伝える一枚を作り上げましょう。
AdobeのLightroomがおすすめです。
まとめ
競馬撮影は、スピード感や迫力、感動を写真に残せる魅力的なジャンルです。
初心者でも適切な機材選びや設定、撮影スポットの工夫をすることで、プロ顔負けの写真を撮影することができます。
以下に本記事のポイントを箇条書きでまとめます。
競馬場には多くのドラマが詰まっています。その瞬間をカメラに収める感動を、ぜひ体験してみてください!