ライブやイベントで撮影した写真が増え、「どこへ保存すればよいのか分からない」と悩んでいませんか。
カメコ撮影では、一度のライブで数千枚撮ることもあり、RAWデータを残していると保存容量は想像以上の速さで減っていきます。結論からお伝えすると、カメコ写真の長期保存には外付けHDDがおすすめです。
撮影直後にすぐ現像したい場合は外付けSSDへ一時保存し、作業が終わったRAWデータを外付けHDDへ移すと、速度と容量を両立できます。
写真がさらに増えた場合はNAS、特に大切な写真はクラウドやBlu-rayにも保存すると、管理しやすくなるでしょう。
この記事では、カメコ向けに写真の保存方法おすすめ5選を比較し、それぞれのメリット・デメリットや向いている人を初心者にも分かりやすく解説します。
結論|カメコ写真の保存には外付けHDDがおすすめ
カメコ写真の保存方法で最もおすすめなのは、容量あたりの価格を抑えながら、大量のRAWデータを残せる外付けHDDです。製品によりますが、外付けHDDなら1TBで1万円ちょっとですが、外付けSSDなら1TBで3万円ほどになります。
ライブ撮影では、1回で約200~300GB前後のデータを保存することになります。撮影回数が多くなるほど、保存容量の大きさと費用のバランスが重要です。
ただし、撮影後すぐにRAW現像を進めたい場合は、外付けSSDの方が読み込み速度に優れています。そのため、カメコには次のような使い分けがおすすめです。
パソコン内のSSDに十分な空き容量がある場合は、外付けSSDを使わず、パソコン内で選別や現像を行っても問題ありません。
外付けSSDは必須ではなく、ライブ後すぐに現像したい人や、遠征先で作業したい人に向いている保存媒体です。費用面に余裕のある場合は、外付けSSDがおすすめです。
カメコ向け写真保存方法の比較表
| 順位 | 保存方法 | 主な用途 | おすすめな人 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 外付けHDD | RAWの大量・長期保存 | 費用を抑えて多く残したい人 |
| 2位 | 外付けSSD | 撮影直後の一時保存・現像 | ライブ後すぐ作業したい人 |
| 3位 | NAS | 大量データの一元管理 | 外付けHDDが増えた人 |
| 4位 | クラウド | 厳選RAW・完成JPEGの保存 | 自宅以外にも残したい人 |
| 番外編 | SDカード等 | 撮影からの一時保存 | 撮った直後から数日 |
| 番外編 | パソコン内SSD・HDD | 取り込み・選別・現像 | まず追加費用なしで始めたい人 |
今回のランキングは、安全性だけで順位を決めたものではありません。カメコ初心者の使いやすさ、導入費用、保存できる容量、RAW現像との相性を踏まえ、実際に利用しやすい順番で評価しています。
カメコ向け写真の保存方法おすすめ5選
ここからは、それぞれの保存方法について、メリット・デメリットや向いている使い方を詳しく解説します。保存媒体にはそれぞれ異なる役割があるため、1つだけを選ぶのではなく、必要に応じて組み合わせることが大切です。
1位|外付けHDDはRAWデータの大量・長期保存におすすめ
カメコが撮影した大量のRAWデータを保存するなら、最も使いやすいのが外付けHDDです。外付けHDDは、同じ容量のSSDと比べて価格を抑えやすく、数TB単位の大容量商品も選びやすい特徴があります。
ライブ撮影を続けていると、撮影データは数百GBから数TBまで増えていきます。そのため、写真をできるだけ多く残したいカメコには、容量と費用のバランスがよい外付けHDDが向いています。
4TBの容量で2万円を切る価格でコスパがいいです。
外付けHDDのメリット
- 容量あたりの価格を抑えやすい
- 大量のRAWデータを保存できる
- USBで接続するだけなので使いやすい
- 据え置き型とポータブル型から選べる
- パソコンの空き容量を確保できる
外付けHDDは、現像が終わったRAWデータや、書き出したJPEGを長期保存する場所として使いやすいでしょう。撮影日やライブ名ごとにフォルダを分けておけば、あとから過去の写真を探しやすくなります。
外付けHDDのデメリット
- SSDより読み書き速度が遅い
- 衝撃や落下に注意が必要
- 経年劣化によって故障する可能性がある
- 1台だけに保存すると故障時に写真を失う
- 複数台になると管理しにくくなる
外付けHDDも機械である以上、突然故障する可能性はあります。そのため、大切な写真を消さないためには外付けHDD1台だけに保存するのではなく、別のHDDやクラウドにもコピーしておきましょう。
SDカード等記録媒体からSDカードリーダーを通してデータを読み取る場合は、SSDである必要はそこまで重要ではありません。
据え置き型とポータブル型の違い
| 種類 | 特徴 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| 据え置き型HDD | 大容量を選びやすく、電源が必要 | 自宅での長期保存 |
| ポータブルHDD | 小型でUSB給電できる商品が多い | 持ち運び・省スペース |
| ポータブルSSD | 高速で小さく、衝撃にも比較的強い | 遠征・現像作業 |
自宅だけで使う場合は、大容量を選びやすい据え置き型HDDが候補になります。ただし、遠征や外出先へ持ち運ぶ場合は、衝撃を受けにくく小型の外付けSSDの方が扱いやすいでしょう。
外付けHDDがおすすめな人
- RAWデータをできるだけ多く残したい
- 月に何度もライブ撮影へ行く
- 保存費用を抑えたい
- 自宅で写真を管理する
- パソコンの空き容量が少なくなってきた
カメコ初心者が最初に追加する保存媒体としても、外付けHDDは選びやすい方法です。
【関連記事:カメラ写真保存用の外付けHDDおすすめ】
2位|外付けSSDはライブ後すぐ現像したい人におすすめ
ライブ後すぐに写真を取り込み、選別やRAW現像を始めたい人には、外付けSSDがおすすめです。
SSDはHDDより読み書き速度が速く、大量のRAWデータを表示したり、JPEGを書き出したりする作業を進めやすい特徴があります。遠征先のホテルや帰宅途中にノートパソコンで現像したい場合も、小型で持ち運びやすい外付けSSDが便利です。
ただし、HDDより容量あたりの価格が高いため、すべてのRAWを長期間保存する用途には向いていません。
SSDだと500GBで1万5千円ほどします。SDカードの容量より少し多めの容量がおすすめ。
外付けSSDのメリット
- RAWデータを素早く取り込める
- 写真の表示や切り替えが速い
- 外付けSSD上から直接現像しやすい
- 小型で持ち運びやすい
- 遠征先でのバックアップにも使える
ライブ終了後、SNSへ早く写真を投稿したいカメコにとって、現像作業の速さは大きなメリットです。撮影データをSSDへ取り込み、そのままDPPやLightroomで選別・現像すれば、作業時間を短縮しやすくなります。
外付けSSDのデメリット
- HDDより容量あたりの価格が高い
- 大容量になるほど購入費用が上がる
- 長期保存だけなら速度を生かしにくい
- SSDも故障する可能性がある
- 小さいため紛失に注意が必要
外付けSSDは、長期保存用というより、撮影直後から現像完了までの作業用ストレージとして使うのがおすすめです。
現像が終わったら、RAWデータや完成JPEGを外付けHDDへ移し、SSDの空き容量を次の撮影に備えて確保しましょう。
外付けHDDとSSDの違い
| 比較項目 | 外付けHDD | 外付けSSD |
|---|---|---|
| 主な用途 | 大量・長期保存 | 一時保存・RAW現像 |
| 読み書き速度 | 普通 | 速い |
| 容量あたりの価格 | 安い | 高い |
| RAW現像 | できるが遅く感じる場合がある | 快適に進めやすい |
| 持ち運び | 衝撃に注意 | 小型で持ち運びやすい |
| 現像後の運用 | そのまま保存 | HDDへ移す |
外付けHDDとSSDは、どちらか一方が優れているわけではありません。外付けSSDは作業用、外付けHDDは保存用として使い分けると、それぞれの特徴を生かせます。
外付けSSDがおすすめな人
- ライブ後すぐに写真を現像したい
- SNSへ早く写真を投稿したい
- 遠征先でも写真を取り込みたい
- 外付けから直接RAW現像したい
- パソコン内の容量を使いたくない
パソコン内のSSDに十分な空き容量があり、自宅だけで現像する人は、外付けSSDを無理に用意する必要はありません。
【関連記事:RAW現像向け外付けSSDおすすめ】
3位|NASは大量の写真をまとめて管理したい人におすすめ
外付けHDDが増え、どこに何の写真を保存したか分からなくなってきた人にはNASが向いています。
NASとは、自宅のネットワークにつないで使う保存機器です。
外付けHDDはパソコンへ直接つなぎますが、NASはWi-FiやLANを通じて、複数のパソコンやスマートフォンから利用できます。対応する製品と設定を使えば、外出先から自宅のNASへアクセスし、過去の写真を確認することも可能です。
NASのメリット
- 大量の写真を1か所にまとめられる
- 複数のパソコンから利用できる
- スマートフォンから写真を確認できる
- 外付けHDDを付け替える手間を減らせる
- 自動バックアップを設定できる製品もある
外付けHDDが2台、3台と増えてくると、ケーブルを付け替えたり、保存先を探したりする手間が増えます。NASへ写真を集めることで、撮影データを管理しやすくなるでしょう。
何年もカメコを続けていると容量問題に悩まされるので、大容量のNASはおすすめです。
NASのデメリット
- 本体とHDDの購入費用がかかる
- 外付けHDDより初期設定が難しい
- ネットワーク環境によって速度が変わる
- NAS本体が故障する可能性もある
- NASだけでは完全なバックアップにならない
NASには、HDDを2台以上入れて同じデータを記録できる製品があります。
ただし、誤って写真を削除した場合は同じ内容が反映される可能性があるため、HDDが複数あっても必ずしもバックアップとは限りません。
本体とHDDを別で購入する必要があり、10万円を超える予算が必要になります。
最大のデメリットは費用面になるかと思います。
NASがおすすめな人
- 外付けHDDが複数台になった
- 大量のRAWをまとめて管理したい
- 複数のパソコンから利用したい
- スマホから過去写真を確認したい
- 外出先から写真へアクセスしたい
撮影回数が少ない人や、1台のパソコンだけで管理している人は、まず外付けHDDから始めても十分でしょう。
【関連記事:写真保存用NASの選び方】
4位|クラウドストレージは大切な写真の予備保存におすすめ
クラウドストレージは、インターネット上の保存スペースへ写真やデータを預ける方法です。JPEGだけでなくRAWデータも保存できますが、カメコが撮影した全RAWを保存すると、大容量の契約が必要になる場合があります。
そのため、クラウドはすべてのRAWを保管する場所ではなく、厳選したRAWや現像後のJPEGを保存する用途に向いています。自宅のパソコンや外付けHDDとは別の場所に保存できるため、機器の故障や盗難などへの備えにもなるでしょう。
クラウドストレージのメリット
- 自宅以外の場所にも写真を残せる
- スマートフォンから閲覧できる
- 外出先のパソコンから利用できる
- 機器の故障時にもデータを取り戻しやすい
- 完成JPEGの共有や閲覧に向いている
現像後のJPEGはRAWより容量が小さいため、クラウドへ保存しやすいデータです。スマートフォンからすぐ見られるようにしておけば、SNS投稿や過去写真の確認にも役立ちます。
クラウドストレージのデメリット
- 容量に応じて月額料金がかかる
- 大量のRAWでは費用が増えやすい
- アップロードに時間がかかる
- インターネット環境が必要
- 料金やサービス内容が変更される場合がある
使用するクラウドサービスや容量により金額は異なりますが、月額料金が生じます。
全RAWをクラウドへ保存するより、外付けHDDをメイン保存先にし、特に大切な写真だけをクラウドへコピーする方法が現実的です。
クラウドへ保存するのに向いている写真
- 特に気に入っているベストショット
- 再現像する可能性がある厳選RAW
- 現像後の完成JPEG
- SNS投稿用に書き出した写真
- 二度と撮影できない特別な公演の写真
Google Driveのようにファイルをそのまま保存するサービスと、写真の閲覧や整理を重視したサービスでは使い方が異なります。RAWを保存する場合は、対応形式や保存容量、アップロード後の扱いを確認してから利用しましょう。
【関連記事:RAWを保存できるクラウドサービス比較】
番外編|SDカード・CFexpressカードは現像までの一時保存に使える
撮影に使用したSDカードやCFexpressカードは、ライブ終了後からRAW現像を始めるまでの一時的な保存先として使えます。
撮影データをすぐに消去せずカード内へ残しておけば、パソコンや外付けSSDへの取り込みに問題があった場合にも、元の写真から再度コピーできます。
ただし、SDカードやCFexpressカードは撮影を繰り返すための記録媒体であり、大量のRAWデータを長期間保管する場所には向いていません。
SDカード・CFexpressカードのメリット
- 撮影したRAWデータがそのまま残る
- パソコンや外付けSSDへすぐ取り込める
- ライブ後すぐに現像を始められる
- コピーに失敗しても再度取り込める
- カードリーダーがあれば複数の端末で使える
撮影後すぐにSNSへ写真を投稿したい場合は、カードリーダーを使ってパソコンへ取り込み、そのまま選別や現像を始められます。
カード内のRAWを直接現像することもできますが、読み込み速度や安定性を考えると、パソコン内や外付けSSDへコピーしてから作業する方が使いやすいでしょう。
SDカード・CFexpressカードのデメリット
- 容量あたりの価格が高い
- 紛失しやすい
- 読み込みエラーが起こる可能性がある
- 次の撮影前に空き容量を確保する必要がある
- 長期保存するとカードを撮影に使えない
- 1枚だけに保存すると破損時に写真を失う
撮影用カードを買い足し、過去の写真を保存したまま保管する方法もありますが、外付けHDDより容量あたりの費用が高くなりやすいです。
カードの枚数が増えると、どのライブの写真が入っているか分かりにくくなるため、長期保存のメインにはおすすめできません。
データをコピーするまでカードは初期化しない
撮影後は、写真をパソコンや外付けSSDへ取り込んだだけで、すぐにカードを初期化しない方が安全です。コピーしたRAWが正常に開けることを確認し、外付けHDDなど別の保存先にもデータを残してから初期化しましょう。おすすめの流れは次のとおりです。
SDカード・CFexpressカードに撮影
↓
パソコン内または外付けSSDへコピー
↓
写真を選別・RAW現像
↓
外付けHDDへ長期保存
↓
保存を確認してからカードを初期化
SDカードやCFexpressカードは、撮影から取り込みまでの大切な元データです。
長期保存先として使うのではなく、パソコンや外付けストレージへのコピーが完了するまでの一時保存先として活用しましょう。
番外編2|パソコン内SSD・HDDは保存先より作業場所として使う
撮影直後のRAWデータは、まずパソコン内のSSDやHDDへ取り込む人も多いでしょう。新しい機器を購入せずに始められ、写真の選別やRAW現像もそのまま進められるため、最も手軽な方法です。
ただし、パソコン内は長期保存のメインではなく、撮影直後から現像完了までの作業場所として使うのがおすすめです。RAWデータを何年も保存し続けると、パソコンの空き容量が減り、ほかのデータやソフトに使える容量も少なくなります。
パソコン内保存のメリット
- 追加費用なしで始められる
- 撮影後すぐに取り込める
- SSDならRAW現像を快適に進めやすい
- 外付け機器を接続する手間がない
- 直近の撮影データを探しやすい
手間なく使える点が最大のメリット。
パソコン内保存のデメリット
- 容量不足になりやすい
- パソコン故障時に写真を失う可能性がある
- 内蔵容量を増やしにくい機種もある
- パソコンの買い替え時に移行が必要
- 長期間の保存には不安が残る
パソコン内に十分な空き容量がある人は、撮影直後のRAWをパソコンへ保存し、現像後に外付けHDDへ移す方法でも問題ありません。外付けSSDは、パソコンの容量を使いたくない人や、遠征先でも素早く現像したい人が追加するとよいでしょう。
現像前と現像後で保存先を使い分けよう
カメコ写真を管理しやすくするには、すべてのデータを同じ場所に保存するのではなく、作業段階によって保存先を分ける方法がおすすめです。
現像前のRAWは読み込み速度が必要ですが、現像が終わった過去データは頻繁に開かないため、大容量を優先できます。
| データの種類 | おすすめ保存先 |
|---|---|
| 撮影直後のRAW | SDカード・パソコン内SSD・外付けSSD |
| 現像中のRAW | SDカード・パソコン内SSD・外付けSSD |
| 現像後のRAW | 外付けHDD・NAS |
| 完成JPEG | 外付けHDD・クラウド |
| 特に大切なRAW | 別のHDD・クラウド |
| 特別な写真 | クラウド |
現像前のRAWはパソコン内SSDまたは外付けSSD
撮影直後のRAWは、写真の選別や現像を何度も行うため、読み書き速度の速い場所へ置くと作業しやすくなります。
パソコン内のSSDに余裕があればそのまま取り込み、容量を使いたくない場合は外付けSSDへ保存しましょう。
現像後のRAWは外付けHDD
選別や現像が終わったRAWは、毎日のように開くことが少なくなります。
そのため、速度よりも容量と価格を重視し、外付けHDDへ移す方法が向いています。
完成JPEGは外付けHDDやクラウド
現像後のJPEGは、RAWより容量が小さく、スマートフォンやSNSでも使いやすいデータです。
外付けHDDへRAWと一緒に保存し、特に気に入った写真はクラウドにも残しておくと利用しやすいでしょう。
写真の保存とバックアップは意味が違う
写真を安全に残すためには、「保存」と「バックアップ」の違いを理解しておく必要があります。
外付けHDDへ写真を移し、パソコン側を削除した場合は、保存場所が変わっただけでデータは1つしかありません。この状態で外付けHDDが故障すると、写真を失う可能性があります。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 保存 | 写真データを記録して残すこと |
| 移動 | 元の場所から別の場所へ移すこと |
| コピー | 元のデータを残して複製すること |
| バックアップ | 故障に備えて別の場所にも残すこと |
大切な写真は最低2か所に保存する
初心者が始めやすい組み合わせは、外付けHDDと別の保存先へ同じ写真を残す方法です。たとえば、次のような組み合わせがあります。
- パソコン+外付けHDD
- 外付けHDD+別の外付けHDD
- NAS+外付けHDD
- 外付けHDD+クラウド
すべてのRAWを何か所にもコピーすると費用がかかるため、写真の重要度によってバックアップ先を分けても構いません。通常のRAWは外付けHDD、ベストショットや完成JPEGはクラウドという使い分けも現実的です。
撮影量や使い方別のおすすめ保存環境
写真の保存方法は、撮影頻度や現像する場所によって適した組み合わせが変わります。高価なNASを最初から用意する必要はなく、写真が増える段階に合わせて環境を整えていきましょう。
| 使い方 | おすすめ保存環境 |
|---|---|
| カメコ初心者 | パソコン+外付けHDD |
| 遠征先 | ノートパソコン+ポータブルSSD+自宅外付けHDD |
| 撮影頻度が多い | SSD+HDD複数 SSD+NAS |
カメコ初心者|パソコン+外付けHDD
撮影を始めたばかりの人は、パソコンで選別・現像し、作業後のRAWを外付けHDDへ保存する方法がおすすめです。
追加する機器が外付けHDDだけなので、費用と管理の負担を抑えながら始められます。
ライブ後すぐ現像したい人|外付けSSD+外付けHDD
SNSへ早く写真を投稿したい人は、撮影直後のRAWを外付けSSDへ取り込むと作業を進めやすくなります。
現像が終わったら外付けHDDへ移し、SSDを次の撮影で再利用しましょう。
遠征が多い人|ノートパソコン+ポータブルSSD+自宅HDD
遠征先でデータを保存する場合は、小型のポータブルSSDが便利です。
ホテルなどでSSDへコピーし、帰宅後に自宅の外付けHDDへ保存すれば、持ち運びと長期保存を分けられます。
月に何度も撮影する人|SSD+HDD2台
撮影頻度が高い人は、SSDを現像用、1台目のHDDを長期保存用として使います。
さらに2台目のHDDへ大切なデータをコピーしておけば、1台が故障した場合にも備えられます。
外付けHDDが増えた人|NAS+外付けHDD
外付けHDDが増え、保存先の管理が難しくなった場合はNASを検討しましょう。
NASで写真をまとめて管理し、別の外付けHDDへバックアップすると、利便性と安全性を高めやすくなります。
カメコ向け写真保存媒体の選び方
保存媒体を選ぶときは、価格や容量だけでなく、どの段階の写真を保存するのかを考えることが大切です。目的が決まれば、HDD・SSD・NASのどれを選ぶべきか判断しやすくなります。
保存する写真の種類で選ぶ
現像前のRAWを置くなら、読み込み速度の速いSSDが向いています。
現像が終わった大量のRAWを長く残したい場合は、容量あたりの価格を抑えやすいHDDがおすすめです。
撮影頻度で選ぶ
年に数回しか撮影しない人と、毎月何度もライブへ行く人では、必要な容量が異なります。現在のデータ量だけで決めず、今後1〜3年で増える撮影データも考えて選びましょう。
必要容量の詳しい計算や、保存先がいっぱいになった場合の対処法は、別の記事で解説します。
【関連記事:カメコのRAWデータ容量がいっぱいになったときの対処法】
現像速度を重視するかで選ぶ
撮影後すぐにSNS投稿用の写真を仕上げたい人は、SSDの速度を生かしやすいでしょう。
写真を長期間置いておくだけなら、SSDの速さを使う機会が少ないため、HDDの方が費用を抑えられます。
自宅で使うか持ち運ぶかで選ぶ
自宅で大量保存する場合は、据え置き型の外付けHDDやNASが候補になります。
遠征先へ持っていく場合は、軽くて小さいポータブルSSDが使いやすいでしょう。
接続端子を確認する
外付けHDDやSSDを購入する前に、パソコン側の端子を確認してください。
USB-Cの商品でも、パソコンやケーブルの規格によっては、本来の転送速度が出ない場合があります。
保証やサポート内容を確認する
保存機器は長く使うため、メーカー保証やサポートの有無も確認しましょう。
ただし、製品保証は機器の交換が中心で、保存していた写真まで必ず復元されるとは限りません。
保証だけに頼らず、大切な写真は複数の場所へ保存することが重要です。
カメコの写真保存に関するよくある質問
よくある質問について回答していきます。
外付けHDDとSSDはどちらがおすすめですか?
ライブ翌日に落ち着いて現像するのであれば、外付けHDDがおすすめです。
コストや容量の面も考えると外付けHDDの方がコスパがいいです。

金銭面に余裕があるなら外付けSSDの方がおすすめです。
外付けSSDへ保存した写真はそのまま残してもよいですか?
そのまま保存しても問題ありませんが、SSDはHDDより容量あたりの価格が高くなります。
現像が終わったRAWは外付けHDDへ移し、SSDを作業用として使い回す方法が効率的です。

お気に入りの写真だけをバックアップとして残すのはありです。
パソコン内だけに写真を保存してもよいですか?
パソコン内だけに写真を保存してもいいのですが、他のアプリ等も使うためパソコン内の容量がいっぱいになります。また、パソコンが故障すると、保存していた写真をまとめて失う可能性があります。
撮影直後の一時保存や現像には使えますが、外付けHDDなど別の保存先にもコピーしましょう。

カメコのパソコン内の容量が足りなくなる要因がRAWデータになります。
外付けHDD1台だけに保存すれば十分ですか?
外付けHDDも故障する可能性があるため、特に大切な写真は別のHDDやクラウドにも残すのがおすすめです。
すべてを複製するのが難しい場合は、ベストショットや完成JPEGだけでも別の場所に保存してください。

バックアップが必要ないのであれば1台でも大丈夫です。
NASと外付けHDDの違いは何ですか?
外付けHDDは、基本的にパソコンへ直接接続して使用します。
NASは自宅のネットワークにつなぎ、複数のパソコンやスマートフォンからアクセスできる保存機器です。
関連記事:NASとは
クラウドにRAWデータを保存できますか?
クラウドにもRAWデータは保存できます。
ただし、大量のRAWをすべて保存すると容量や月額料金の負担が増えるため、厳選したRAWや完成JPEGの保存に向いています。
クラウドへ保存するとRAWの画質は落ちますか?
通常のファイルとして元データを保存する場合、RAWそのものの画質が落ちるわけではありません。
ただし、写真管理サービスでは設定によって扱いが異なるため、保存形式やアップロード設定を確認してください。
SDカードを写真の長期保存に使ってもよいですか?
SDカードは撮影や一時的なデータ移動には便利ですが、長期保存のメイン媒体には向いていません。
紛失や故障に備え、撮影後はパソコンや外付けHDDなどへコピーしましょう。
現像後もRAWデータを残した方がよいですか?
再現像する可能性がある写真や、特に気に入ったベストショットはRAWを残すのがおすすめです。
すべて残すかどうかは、写真の重要度や保存容量を見ながら判断しましょう。
まとめ|外付けHDDを中心に保存環境を整えよう
カメコ向けの写真保存方法で最もおすすめなのは、大量のRAWを費用を抑えて残せる外付けHDDです。
ライブ後すぐに写真を取り込み、選別や現像を進めたい人は、外付けSSDを一時保存先として使うと作業しやすくなります。現像が終わったRAWは外付けHDDへ移し、SSDの空き容量を次の撮影に備えて確保しましょう。
外付けHDDが複数台になった場合はNAS、特に大切なRAWや完成JPEGはクラウド、特別な写真はBlu-rayへ保存する方法もあります。ただし、どの保存媒体にも故障や劣化の可能性があります。
推しの大切な写真を守るために、外付けHDDだけに頼らず、最低でも別の保存先へコピーしておきましょう。
まだパソコン内だけに写真を保存している人は、まず外付けHDDを用意し、現像が終わったRAWデータを移すところから始めてください。