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広告 ライブ・イベント撮影のコツ

【2025年最新版】ライブ撮影で失敗しない!カメコ経験者が教える最適なカメラ設定

この記事は、カメコ撮影時に失敗しない撮影設定を紹介したいと思い記事にしました。

「ライブ中に撮ったものがブレた写真ばかり…そんな経験はありませんか?」

他にも「写真が暗すぎる」「ノイズが酷い」なんて失敗もあると思います。

そこで、カメコ経験者である私が初心者の方におすすめのカメラの設定を紹介します。

カメコ撮影時は先に設定を済ましておくことで、本番中は撮影に集中することが出来ます。

この記事でわかる抑えておきたいカメラの設定

結論から申し上げますと、今回の設定はあくまでも基本的なものであり、その時その時の状況に合わせて変化します。

そこで、今回は初心者の方でも初めてのカメコで失敗しない基本的なカメラの設定を紹介していきます。

撮影に慣れてきたら、本番中に設定をいじってみてオリジナルの設定を見つけてみてください。

この記事に載せている画像はNMB48の12周年ライブで撮ったものです。

また、初めてカメコ席に挑戦したいけど、カメラやレンズがないという方はレンタルがおすすめです。

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結論:おすすめのアイドルライブのカメコ撮影時のカメラの設定

まずは結論からになります。

設定項目設定値
撮影モードマニュアルモード(M)
シャッタースピード1/500(1/320~1/640)
絞り(F値)

基本は開放(一番小さい値)

何人かまとめてなら少し大きく(F10~F13)

※暗くなるので注意

ISO感度

オート(上限は設定)

慣れたら手動で変えましょう

オートフォーカス

【顔+追尾優先】+【瞳オートフォーカス】

【AIサーボAF】

【ゾーンAF】

連写設定高速連写設定(必要であれば)
記録画質RAW(+JPEG)

初めての方でわからない方は、参考にしてみてください。

実際にカメコで下記の設定で撮ったりしているので、大きな失敗はないです。

おすすめの設定を表にしました。

開演前にカメラの設定を済ましておく

開場から開演までの間にカメラの設定を済ませておきましょう。カメラの設定を開演前にしておけば、本番はAFの確認とシャッターを押すだけで済みます。

カメコ撮影時は撮影に集中する

通常のポートレート撮影や風景写真だと設定を変える余裕はあります。しかし、ライブのカメコはコンマ1秒が勝負なので設定を都度変える暇がないので撮影に集中する必要があります。

そのため、開演前に設定を変更しておきましょう。

撮影中でも多少の設定変更は出来ます。

まず押さえたい!ライブフォト撮影で重要な5つの基本

ライブフォトに挑戦する上で、最初につまずきやすいのが「現場の特殊な環境」に合わせたカメラ設定です。とくにアイドルライブでは、暗さ・動き・照明など、日常の撮影とはまったく違う条件が揃います。ここでは、初心者〜中級者のカメコさんが知っておくべき5つの基本を丁寧に解説します。

暗所撮影に対応できる?ライブ会場は想像以上に暗い

ライブ撮影において最も多い失敗の原因が、「写真が暗すぎる」「ISOを上げすぎてノイズだらけ」になることです。ライブハウスやホールはスポットライト以外の照明が極端に少なく、実際の明るさはレンズにもよりますがISO3200〜12800が必要になることも珍しくありません。

たとえば、屋外撮影ではISO200程度で済みますが、ライブフォトではISO800~1600以上がスタートラインになります。

さらに、F5.6以上のレンズでは光を取り込みにくく、結果的に「ブレる」「暗い」「ノイズが出る」の三重苦に陥ることもあります。

暗所撮影での対策

  • 明るい単焦点レンズ(F2.8など)を使う
  • 高感度に強いカメラ機種を選ぶ(例:Canon EOS R6markⅡ、Sony 7sⅢなど)
  • ノイズが出てもRAWで撮影して後から補正できるようにしておく

望遠の単焦点レンズは百万円以上するので、好感度に強いカメラを使いRAWで撮影して現像ソフトでノイズ補正が現実的です。

動きの速いアイドルをブレずに撮るには?

アイドルライブは、歌って踊って…とにかく動きが激しいです。被写体ブレを防ぐには、シャッタースピードが命です。特にジャンプや回転など動きの速いシーンでは、1/500秒以上を目安にすると安心です。

レンズのF値によっておすすめのシャッタースピードは変わります。F値が低いほど速くても大丈夫です。

逆に、シャッタースピードが遅すぎると、推しがブレてしまい、どんなに表情がよくても台無しに…。この設定は、AF(オートフォーカス)性能と合わせて考えるとより効果的です。

具体的な設定の目安

シーン例推奨シャッタースピード
バラードで静止気味(MCも)1/250秒〜1/320秒
ダンスパフォーマンス中1/500秒〜1/800秒

曲調によってシャッタースピードを変えるのがおすすめです。

プラスワンのアドバイス:

カメラ初心者さんは、「シャッター優先モード(S/Tv)」を使って、まずはシャッタースピードの感覚をつかむといいですよ。

照明の色かぶりや逆光対策も重要!

ライブフォトの現場では、青・赤・紫などの派手な照明が次々に切り替わります。これにより、「顔が真っ青」「肌が真っ赤」になる色かぶりが起きがちです。とくにアイドルの表情をきれいに写したいカメコさんにとって、この問題は見逃せません。

また、逆光状態(ステージの後方から強い光が来る)も多く、露出が安定せず白飛びや黒つぶれが起こることも。照明は演出上コントロールできないからこそ、設定と現像で対応するしかないのがライブ撮影の難しさです。

対策:

  • RAW形式で撮影しておくと、Lightroomなどで後から色補正が可能
  • ホワイトバランスを「太陽光」や「蛍光灯」など手動で設定し、オートに頼りすぎない
  • 逆光のシーンでは**露出補正(−0.3〜−1.0)**を使って白飛びを防ぐ

結論から言えば、ホワイトバランスや露出補正は「Lightroom(ライトルーム)」などの現像ソフトでかなり調整可能です。

ズームと画質のバランスはどう取る?

推しをできるだけ大きく写したい…そんな気持ち、よくわかります。ですが、ズームには「画質劣化」とのトレードオフがあるのも事実です。

とくに注意したいのが、「ミラーレス一眼+ズームレンズ=画質安泰」と思っていると、うっかり“デジタルズーム”が作動していた…というケースです。

ミラーレスでもデジタルズームは存在する?

多くのミラーレス一眼カメラには、「デジタルズーム機能」や「超解像ズーム」などが搭載されています。これらは、センサーで捉えた画像を“拡大”して表示するもので、実際には画素を引き伸ばしているだけ。結果として、写真が“粗く”なるリスクがあります。

光学ズームとデジタルズームの違いは次のとおり。

種類ズーム方式画質
光学ズームレンズの焦点距離で拡大劣化なし・高画質
デジタルズームセンサー画像を拡大画質劣化・ノイズ増加

対策:

  • カメラのデジタルズーム機能をOFFに設定(MENUから可能)
  • 必要なズームは光学レンズ側で対応し、足りない分はトリミングで調整
  • 高画素機種(例:APS-Cで2400万画素以上)なら、後トリミングでも十分画質が保てます

無意識にデジタルズームがONになっていることもあるので、一度カメラの設定を確認してみましょう。

マナー面の注意点も忘れずに

ライブ撮影において実際には設定そのものよりも“目立たない振る舞い”の方が重要だったりします。特に注意したいのは次の3点になります。

AF補助光は必ずOFFに

AF補助光は通常はAFを合わせるための補助となる光ですが、ライブフォト撮影においては消した方がいいです。暗い会場でピカッと光ると、アイドルの集中を妨げてしまいます。カメラ設定の「AF補助光:切」で無効化できます。

肘を大きく上げない

無意識のうちに“腕を上に伸ばす”ような撮影をしてしまうと、後方の視界を遮ってしまいます。脇をしめて撮る意識が大切です。

周りを意識する

さきほどの肘を大きく上げないと同様ですが、両隣や後ろの人も意識しましょう。望遠レンズだと長めのレンズになりますので、振り回したりするとレンズ同士が当たって破損というリスクもあります。

ライブ撮影における失敗例

カメラの設定に入る前に、設定を怠ると失敗写真が量産されてしまいます。ここでは、実際のライブフォト撮影でよくある3つの失敗例と、それを回避するための具体的な解決策を紹介します。少しでも心当たりがある場合は、設定や撮影方法を見直すチャンスかもしれません。

失敗の写真例①:被写体ブレ(手ブレ)

「せっかく推しの笑顔を捉えたのに、写真を拡大したらピンボケしていた…」そんな経験、ありませんか?ライブのカメコをしている中で、一番多い失敗写真が被写体ブレ(手ブレ)になります。

これは「ブレ」が原因です。一言でブレといっても、実は2種類あります。主なブレの種類:

ブレの種類原因対策
被写体ブレアイドルが動いているのにシャッター速度が遅い1/500秒以上で設定
手ブレ撮る側の手が動いてしまう両手撮影+脇をしめて構える
手ブレ補正付きレンズを使う

左(スマホなら上)の写真は止まっているときに撮れたのでブレはありませんが、右(スマホなら下)は動いている時に撮ったのでブレています。(シャッタースピード1/125で撮った写真(焦点距離400㎜、ISO1000程度))

設定を誤ると、ブレの多い写真になります。初心者の方ほど、明るさを優先してシャッター速度が1/125秒以下になりがちですが、これでは動いている被写体を止めて撮るのは難しいです。

プロっぽく撮るためのヒント:

  • シャッタースピード優先モード(Tv/S)を活用して、まずは1/500秒以上を固定
  • ISO感度を上げることを恐れない(3200〜6400)
  • ミラーレス機なら、「ボディ内手ブレ補正(IBIS)」搭載モデルを選ぶのもおすすめ

手先はブレやすく1/500でも残像のような写真になったりします。

失敗の写真例②:暗い写真(黒つぶれ)、白い写真(白飛び)

ライブフォトで意外と多いのが、「明るすぎて白く飛んだ(白飛び)」「暗すぎて真っ黒になった(黒つぶれ)」というケースです。写真の暗い部分が真っ黒に潰れていたり、明るい部分が真っ白になりどちらもディティールが失われる写真です。

シャッタースピードやISOの設定を誤ると黒つぶれや白飛びが起きる原因になります。このような失敗を少しでも抑えるためにも、設定が重要になってきます。

たとえばスポットライトが直撃したアイドルの顔が、写真では真っ白になって輪郭すら見えない…。これは露出オーバーによる白つぶれです。

主な原因と対処法:

現象原因撮影時の対策現像時の補正方法(RAW前提)
白つぶれ明るすぎる照明に露出が合っていない露出補正を−0.3〜−1.0に/スポット測光に切り替えるLightroomで「ハイライト」を下げる、「白レベル」調整
黒つぶれ暗い場所で露出不足/逆光ISOを上げる/シャドウ補正意識Lightroomで「シャドウ」+「露光量」を持ち上げる

白つぶれは“情報が消える”ので、現像でも完全に戻せないことがあります。だからこそ、現場での露出設定がとても大事です。

いい写真が撮れない(連写が有効)

「シャッターは押してるけど、なんか“いい瞬間”が撮れてない」このお悩み、実は“枚数が足りていない”のが原因かもしれません。

ライブは一瞬一瞬が勝負です。まばたき、笑顔、ジャンプ、指先の表情…。そのすべてを1枚で狙うのは、プロでも至難の業です。だからこそ有効なのが「連写モード」です。

なぜ連写が有効なのか?

  • アイドルの表情や動きは一瞬で変わる
  • 1枚だけではピントが合っていない可能性もある
  • 5枚中1枚でもベストショットがあればOK!

例えるなら、ライブフォト撮影で大事なのは打点(最高の1枚)になります。いくら打率(撮る数)を上げたところで打点を稼げなかったら意味がありません。

実践ポイント:

  • カメラの連写モードを「高速連写」に設定(例:Canon EOS R10なら最大23コマ/秒)
  • シャッタースピードは1/3600〜1/6400で固定し、ブレを抑えた連写を意識
  • 書き込み速度の速いSDカード(UHS-II、V90など)を使って保存の詰まりを防ぐ

連写は「数撃ちゃ当たる」ではなく、「一瞬を確実に押さえるための技術」です。大量の中からベストを選ぶことが、ライブフォトのクオリティを一気に引き上げます。

おすすめ撮影モード設定:マニュアルモード(Mモード)

まずは撮影モードの設定です。

カメラの撮影モードにはオートモードやマニュアルモードなどあります。

カメラ上部のダイヤルでMやA、Pなどに切り替えることが出来る撮影モードです。

ライブで撮影するのであればマニュアルモードMがおすすめです。

マニュアルモードはほとんどのメーカーでカメラの上面に配置されているダイヤルを【M】に設定すると変更することが可能です。

マニュアルモードにすることで、ステージの照明に合わせてISO感度やシャッタースピードを微調整できます。

マニュアルモードで設定出来るもの

  • シャッタースピード
  • ISO感度
  • 絞り(F値)

カメコ以外の普段の撮影では1枚ごとに考えて設定できますが、カメコでは時間がありません。

今回紹介する設定を事前に選択しておくことで、撮影時は撮影のみに集中することが出来ます。

マニュアルモードは難しい?

通常の撮影で使用する際では、マニュアル設定は難しいです。

光の当たり方や被写体、撮影環境に応じてシャッタースピードや絞り、ISOなどを変えて行わなければなりません。

写真家さんのような芸術的な写真を撮るためには経験も必要になります。

カメコは設定さえ決めておけば撮るだけ

しかし、ライブカメコでは基本的に1度設定した値をあまり変えることなく撮影するだけです。

事前に決めておくと、本番は基本的に特にいじる必要がなく撮るだけでいいので難しくは無いです。

慣れていけば、シャッタースピードやISOを自分で変えながら撮りましょう。

慣れてきたら設定をいじれるように

何度かカメコを経験して、慣れてきたらシャッタースピードやISOを変更してみましょう。

暗い照明やバラード系ならシャッタースピードを遅くしたり、ISOを上げてみる。

明るい照明やダンス曲ならシャッタースピード上げたり、ISOを下げてみる。

慣れることでオリジナルのベストなカメラの設定を見つけることが出来ます。

オートモードやその他のモードだとどうなるのか?

オートモードやその他のモードだと失敗するリスクが高いです。

オートモードだと極端に明るい写真か暗い写真になる可能性があります。

シャッタースピードやISOが変更される

オートモードだと暗い環境での撮影の場合、写真を明るくするためにシャッタースピードが遅く設定されます。

シャッタースピードが遅いと、失敗写真(被写体ブレ、手ブレ)が量産されます。

また、暗い環境の場合ISOも大きくなる傾向にあります。

ISOが大きくなると写真の表面がザラザラとしたノイズが発生します。

そうならないためにも、設定を固定出来るマニュアルモードで撮影します。

おすすめ撮影設定:シャッタースピードは1/500(1/320~1/640)

次に、シャッタースピードの設定です。

シャッタースピードは、カメラのシャッターが下りるスピードを計る値です。

分母の数字が大きいほど早いです。

速い被写体をブレなく捉えるのであれば、シャッタースピードは早い方が被写体ブレません

シャッタースピードは1/500がおすすめ

シャッタースピードは1/500がおすすめ(F値が大きいズームレンズの場合)です。

単焦点やF値が小さいレンズであれば、もう少し早くすることも出来ます。

シャッタースピードは撮影しながらでもダイヤルで変えることが出来るので、慣れたら1/500を基準として、照明や焦点距離(F値)からシャッタースピードを変えてみましょう。

1/500でもブレはありますが、この値を基準でいつも撮影しています。

シャッタースピードは曲ごとに変えるのがおすすめ

慣れてきたら曲調や照明によってシャッタースピードを変えるのがおすすめです。

カメコタイム中は何曲か撮ると思いますが、曲調や照明が異なる曲も撮ることになります。

照明が暗いバラード系ならパフォーマンスもゆっくりになると思うので、シャッタースピードを遅くしてみましょう。

また、照明が明るいダンス曲はシャッタースピードを速くしてみるとかいろいろ試してみるのもいいかもしれません。

曲調や照明によってSSを変える

  • バラード曲・照明が暗い・ノイズが気になる:シャッタースピード1/320以下
  • 基本設定:1/500
  • ダンス曲・照明が明るい・明るいレンズ:シャッタースピード1/640以上

曲調や照明によって1/320~1/640の範囲で変更するのがおすすめです。

ただし、レンズのF値やどういう写真が撮りたいかによっても変わってきます。

何度か撮ってみて自分にとってベストなシャッタースピードを見つけてみましょう。

ブレを無くすならシャッタースピードをもっと上げたらいいのでは?

確かに、シャッタースピードを上げると被写体ブレは無くなります。

しかし、シャッタースピードを上げると写真が暗くなります。

そこで、写真を明るくするためにISOを上げることになります。

ISOが上がると画質が悪くなる

ISOが上がり過ぎると写真は明るくなりますが、ノイズが目立ちます。

表面がザラザラした感じになり画質が悪くなります。

妥協出来るポイントを探してシャッタースピードやISO、写真の明るさを決める必要があります。

ポイント

シャッタースピード早い(ブレにくい)⇒写真が暗くなる⇒ISOを上げる⇒ノイズが目立つ

シャッタースピード遅い(ブレやすい)⇒写真が明るくなる⇒ISOを上げなくてもいい⇒ノイズが目立ちにくい

写真の明るさは、後である程度編集することも可能です。

カメラの手ぶれは手振れ補正で回避

写真を撮る時に気を付けなければならないブレのもう一つが、手振れです。

ただ、最近のカメラやレンズは手振れ補正が付いていますので、手振れに関してはあまり気にしなくてもいいと思います。

実際、手振れで失敗した写真はあまりないです。

手振れ補正の付いていないカメラは、手振れ補正にも気を付けましょう。

おすすめ撮影設定:F値は小さく(絞りは開放で)

F値は簡単に言うと、カメラに取り込む光の量を数値化したものになります。

F値が小さいほど多くの光を取り込むことが出来るため写真が明るくなります。

ズームレンズの場合は基本的にF値が大きいためなるべく最小値(開放)に設定します。

シャッタースピード優先モードだと、オートで最小値になるので楽です。

明るさ優先(基本的には開放(一番小さい値)で撮る)

暗い写真より明るい写真がいいですよね。

室内など暗い場所でのライブ撮影になるため、F値を上げると写真が真っ暗になります。

反対に、F値を小さくすると明るくなります。

ボケ感が欲しいとかどうかよりも、まずは明るさ優先です。

基本的には、レンズにより異なりますがF値が一番小さくなる値である開放で撮りましょう。

どうしても座席指定で、ステージからは遠くなるのでズームレンズの場合F値は大きくなります。

背景がボケやすくなる

また、F値を小さくすると背景がボケやすくなります。

ソロショットなどは背景がボケた方がいい感じの写真が撮れます。

ただし、ホールコンサート等は超望遠レンズになるためボケ感は薄いです。

前後両者共にピントを合わせたいなら

ソロショットだけでなく、何人もいる場面を撮ることもあると思います。

そういう時はF値を大きめ(10~13)にしましょう。

被写界深度が深くなり、全体的にピントが合った写真を撮ることが出来ます。

おすすめ撮影設定:ISO感度はオートに(慣れたらマニュアル)

まだ初めて~3回目くらいの場合は、ISO感度の設定はオートにしておいた方が無難です。

理由としては、撮影中にISOを変えるのは慣れていないと難しいと思います。

下手したら真っ白・真っ暗な写真になります。

失敗写真を減らすのであれば、ISOだけはカメラに決めてもらうオート設定がおすすめです。

慣れてきたらマニュアルで撮れるように練習しましょう。

ISOの上限設定だけはしておく

オートがおすすめだと述べましたが、ISOのオート上限は常用ISOの最大値ではなく自分で決めておきます。

この値がベストというのは無く、カメラの高感度耐性により異なります。

事前に部屋等室内で撮影・確認してみて、このくらいならいけそうだなというISO最大値の許容範囲を探してみてください。

ただし、ISOを上げ過ぎるとノイズが発生しやすくなる点には気を付けておく必要があります。

カメラの機種にもよりますが、ISO上限は32008000くらいまでがおすすめ。

現像(レタッチ)を行うなら

現像(レタッチ)を行うのであれば多少ISOを小さくして、暗めの写真でも大丈夫です。

レタッチで写真を明るくすることが出来ます。

ある程度の黒つぶれでもレタッチで修正することは可能です。

白つぶれはレタッチでも修正不可。

おすすめ撮影設定:AF(オートフォーカス)設定

AF設定ですが、それぞれのメーカーで名称が異なるためCanonでの設定になります。

基本的には、動く被写体を追いかけるオートフォーカス設定瞳オートフォーカスにしています。

AF設定も慣れてきたらいろんな設定を試してみるのもいいかもしれません。

顔+追尾優先(被写体を追いかけるオートフォーカス設定)

まずは被写体が動くため、被写体を追いかけるオートフォーカス設定がおすすめです。

動いている被写体をAFが追いかけてくれるので楽です。

キャノンの場合は、顔+追尾優先です。

瞳オートフォーカス

人の目にピントが合うようにしてくれる設定です。

アイドルを撮影するなら瞳にピントを合わせたいですよね。

最新のカメラだと搭載されているので、設定しましょう。

撮影モード:サーボAF(AF動作)

動いている被写体を撮影するときに、シャッターボタンを半押ししている間、被写体にピントを合わせ続けてくれます。

基本的に動いているアイドルを撮影しているので、常にピントを合わせ続けてくれる設定「AIサーボAF」がおすすめです。

ポイント

  • AIサーボ AF → 動きのあるシーンに最適
  • シングルAF → 動きが少ないシーンに最適

測距点の設定

被写体を点で捉えるか領域で捉えるかを決めるモードになります。

動いている被写体を撮ることになるので、領域で捉える「ゾーンAF」に設定しましょう。

ポイント

  • ゾーンAF → 被写体の動きを予測
  • スポット1点 AF → ピンポイントで狙う

検出する被写体は人物

これは当たり前ですが、検出する被写体は人物に設定しているか確認しましょう。

動物や乗り物などになっていても撮れないことは無いですが、人物であるかのチェックは必要です。

おすすめ撮影設定:連写設定

初心者の方は連写設定(高速連写)がおすすめです。

連写は必要ないという意見もありますが、初心者の方はあった方が便利です。

というのも、ここだと思って撮った写真を見返してみた時に少し早かった、遅かったということもあるかもしれません。

失敗写真は増えますが、連写で何枚か撮ったうちの中にベストショットがある方がモチベーションも上がります。

事故画も見返すと楽しいです。

そのため、連写設定がおすすめです。

ライブカメコ連写設定

メカシャッターがおすすめ

連写設定のシャッター方式ですが、電子シャッターもありますが、メカシャッターにしましょう。

電子シャッターの方が1秒間当たりの枚数は多いです。

しかし、多すぎるため数秒でバッファが起きて次のシャッターが切れなくなることになります。

メカシャッターでも十分速いです。

そのため、メカシャッターがおすすめです。

高速連写がおすすめ

個人的には高速連写がおすすめです。

というのも、動きが激しいため1秒間でも表情や手の動き、髪の毛の動きが変わっていきます。

ベストショットが1秒間の中にあるとすれば、その瞬間を撮るなら高速連写だと撮れる可能性が高いからです。

ただし、気を付けるポイントがあります。

SDカードの容量に気を付ける

撮影枚数が増えるとSDカードの容量がすぐにいっぱいになります。

ライブでの撮影可能曲数は開演して見ないとわからない場合があります。

しかし、全曲の場合SDカードの容量が足りないと途中で容量がいっぱいになる可能性もあります。

連写はここぞというところに絞って撮りましょう。

バッファに気を付ける

連写しすぎるとバッファ(SDカードに書き込むための時間)が起きて、その間の撮影が出来なくなります。

連写を行う場合、SDカードもある程度の性能が求められます。

書き込み速度の速いSDカードであれば問題はないのですが、書き込み速度の遅いSDカードであれば買い替えましょう。

一度どの程度でバッファが起きるのかを事前に試してみる必要があります。

高速連写には書き込み速度が速い「UHS-II」対応カードが必須です。

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そのため、高速連写設定でも通常は1回押す感覚(実際は数枚連写)で撮って、ここぞという時に数秒連写がおすすめです。

あとは、SDカードの予備があると安心です。

動画のような写真が撮れる

秒間14コマで撮ったものを繋げたものです(無加工です)。

連写でなければ撮れない写真です。

こういうウインクの瞬間などは連写で撮るのがおすすめです。

但し静止画で載せる場合は、連写分の7~8割くらいは載せることが出来ない写真にはなります。

記録画質はRAW(+JPEG)で(現像しないならJPEGだけでも)

撮影した写真の記録画質が、JPEG・HERF・RAWなど選べます。

基本的にカメコで撮った写真は、現像(フォトレタッチ)するのが通常なのでRAWがおすすめ

ポイント

  • JPEG → 容量が軽く、SNS即時投稿向け
  • RAW(CRAW) → 現像での色調補正が可能

自分好みに現像したいならRAW

撮影後に自分の好みに明るさを変えたり色彩を変えたい場合はRAWがおすすめです。

ノイズ調整やホワイトバランス、明るさ等変更することが出来ます。

上の写真はRAWで保存したものをLigthroomで現像したものです。

Ligthroomや各メーカー(CanonやNikonなど)の専用ソフトなどで編集できます。

RAWデータはJPEGに比べると大きいのでSDカードの容量は大きいものをおすすめします。

カメラで撮った写真をそのままSNSに載せたいならJPEG

カメラで撮ったままを使う場合はJPEGで良いと思います。

編集もしなくていいので楽です。

またJPEGの場合、容量が少なくある程度の容量があるSDカードなら1枚だけで十分に撮影可能です。

両方の画像を記録できるRAW+JPEG

SDカードの容量が必要になりますが、両方の画像を記録出来るRAW+JPEGもおすすめです。

閲覧用にはJPEG画像、編集用にはRAW画像を使うなど、両方の画像を記録したい場合に便利となります。

両方の画像が保存されるので、その分保存容量は気を付ける必要があります。

PCやHDDなど容量不足になりやすいので注意です。

撮影時のコツ・ポイント

ここで、実際に撮影した後にこうすればよかったなと思ったことを紹介します。

撮影時のポイント

  • 縦撮り(縦構図)・横撮り(横構図)
  • 遠くの推しメンより近くのメンバーを撮る
  • ちょっと引きで複数人を撮る
  • 曲や振りを覚えておく
  • 電池や容量は余裕を持たせておく

縦撮り・横撮り

カメラを縦構図で撮るのか横構図で撮るのかになります。

どちらがおすすめかは人によりますが、個人的には縦撮りが多いです。

縦撮り(縦構図)

写真が縦長になる撮り方です。

カメラを縦(シャッターボタンが右下になるように)にして撮る方法になります。

自分の推しメンを見てくれといったように主役にスポットを当てて撮りたい場合は縦構図がおすすめ。

主にソロショットを撮る時に縦撮りにしています。

横撮り(横構図)

普通にカメラを構える写真の撮り方です。

ステージの横の空間を利用したり、他のメンバーとの絡みも撮りたい場合は横撮りがおすすめ。

横撮りして編集で縦構図だけを切り取る方法もあります。

遠くの推しメンより近くのメンバーを撮る

推しメンを撮りたい気持ちもありますが、座席から近いメンバーも撮りましょう。

推しメンが遠くのポジションの場合は、近くのメンバーの方がきれいに撮れます。

撮れ高が高い方を優先しましょう。

ちょっと引きで複数人を撮る

ソロショットもいいのですが、ちょっと焦点距離を短くして複数人を撮るのもおすすめです。

メンバー同士のわちゃわちゃを撮るなら引きで撮りましょう。

この場合は、横撮りがおすすめ。

曲や振りを覚えておく

これが意外と重要です。

この振り付けのシーンが撮りたいと思っていた場合、曲や振りを覚えておくと準備しておくことが出来ます。

覚えていないとシャッターチャンスを逃してしまうことが多いです。

電池や容量は余裕を持たせておく

撮りたいシーンで電池が無くなったり、SDカードの容量が無くなったら台無しですよね。

例え使わなくても、電池やSDカードの予備は持参していきましょう。

撮った写真は写真プリントがおすすめ

カメコで撮った写真をSNSで載せただけで満足することもあるかと思います。

せっかくだから写真プリントをしてみるのをおすすめします。

しろくまフォトであれば、1枚8円から100枚以上で送料無料です。

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ライブカメコ設定まとめ

今回紹介したのは、基本的なライブカメコ時のカメラの設定になります。

設定項目設定値
モードマニュアルモード
シャッタースピード1/500(1/320~1/640)
F値ソロなら、なるべく小さく
何人かで撮るなら大きく
ISO初心者はオートで(上限値を決める)
慣れてきたら範囲を決めて撮りながら変更
AFモードAIサーボAF
測距点ゾーンAF
連写なるべく連写
記録画質RAW(RAW+Jpeg)

まとめてみましたが、これは正解というものではありません。

何度か経験してみて、自分のフィーリングに合う設定を探してみましょう。

それぞれのカメラの性能などにより異なることもあります。

今回紹介したカメラの設定を参考に自分なりの設定を見つけていくのもいいかもしれませんね。

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